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登録日: 2019年4月26日

記事 (36)

2026年7月19日5
炭素源として米ぬか施用が微生物叢を変化させ病原菌を抑制する
ジャガイモそうか病の病原菌は、Streptomyces scabieiやStreptomyces turgidiscabiesという放線菌です。そのため、「放線菌が増えると、ジャガイモそうか病が増える。」そんなイメージを持っている方は少なくありません。しかし、実際の土壌ではそう単純ではないことを示した、とても興味深い研究があります。 2016年、農研機構北海道農業研究センターを中心とした共同研究グループは、「米ぬか施用によるジャガイモそうか病の抑制メカニズム」を明らかにしました。※下記参照 図1の解説 この図は、「米ぬかを施用すると、ジャガイモの根の周り(根圏)の細菌がどのように変化したか」を示しています。 図中に出てくる non と RB の意味 non:米ぬかを施用していない区(対照区) RB:米ぬかを施用した区(Rice Bran=米ぬか) つまり、この2つを比較することで、米ぬかが土壌微生物にどのような影響を与えたかが分かります。 図Aでは、青い四角(■)が無施用区(non)、薄い青色の四角(■)が米ぬか施用区(RB)です。同じ処理区の点は近くに集まり、異なる処理区は大き...

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2026年6月21日3
水耕パセリでフルボ酸+キトサンで74%収量増
トルコのチュクロヴァ大学農学部の研究チーム(2023)は、水耕栽培パセリを用いてフルボ酸、アミノ酸、キトサンの効果を比較した。その結果、キトサン単独処理では収量が30%向上し、フルボ酸とキトサンの併用では収量が74%増加するとともに、硝酸含量が約51%減少した。研究者らは、フルボ酸とキトサンの組み合わせが、収量向上と品質向上を同時に実現できる有望なバイオスティミュラント戦略であると結論づけている。 バイオスティミュラントは、植物の生育促進、ストレス耐性向上、品質改善に役立つ環境負荷の少ない農業資材として注目されています。本研究では、水耕栽培の温室パセリを対象に、- フルボ酸(FA)- アミノ酸(AA)- キトサン(C)が生育、収量、栄養品質に及ぼす影響を評価しました。 【研究内容】 フルボ酸(FA 80 mg/L)+キトサン(0.3 mL/L)の同時施用で、 収量が493 g/m²から856 g/m²へ73.7%増加。 葉の硝酸塩含量が50.9%低下し、農産物の品質向上が同時に確認されました。 キトサン単独・フルボ酸単独いずれも有意な改善を示しましたが、組み合わせが最も高い結果...

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2026年6月21日4
植物はどうやって菌根菌と病原菌を見分けているのか?
土の中には無数の菌類が存在しています。その中には病原菌もいれば、菌根菌(AM菌)のように植物に利益をもたらす共生菌もいます。では植物は、どのようにして敵と味方を見分けているのでしょうか。その鍵を握るのが、植物の根の細胞表面に存在する「受容体(レセプター)」です。 植物はまず「キチン」を感知する 多くの菌類の細胞壁にはキチンが含まれています。植物はキチン断片を感知すると、「病原菌が侵入した」、「危険が迫っている」と判断して防御反応を開始します。この反応は植物免疫の第一段階であり、活性酸素の生成、防御酵素の活性化、キチナーゼ産生などが起こります。 菌根菌もキチンを持っている ここで疑問が生まれます。菌根菌も真菌の仲間なので細胞壁にキチンを持っています。もし植物が単純にキチンだけを認識しているなら、菌根菌も病原菌として排除されてしまうはずです。しかし実際にはそうなりません。 菌根菌の共生シグナルと植物の受容体 近年の研究により、植物は単にキチンを認識しているのではなく、病原菌由来の長鎖キチンと、菌根菌が放出する共生シグナル(Myc-LCO、CO4、CO5など)を異なる受容体で認識してい...

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seoyoshiharu

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