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大地再生(リジェネラティブ)農業の実践

11月24日に北見市端野町公民館で「大地再生農業」をテーマにした勉強会が開催されました。主催は、映画「君の根は。大地再生にいどむ人びと」の運営母体から新しく生まれた「大地x暮らし研究所」。午前中に上映会を行い、午後からは、4年前から北海道夕張郡長沼町でリジェネラティブ(大地再生)農業に取り組んでこられたメノビレッジ長沼のレイモンド・エップさんと荒谷明子さんによる勉強会でした。



今年、オホーツク地区の5人の農家さんがレイモンドさんのアドバイスを受けながら取り組んだ複数の緑肥の種を混ぜたミックスカバークロップとその処理の仕方も動画を交えてご紹介し、実践された感想や来シーズンの課題などをお話いただきました。


肥料高騰、干ばつ、豪雨など、北海道でも気候変動による異常気象は、いよいよ毎年のようになってきました。海外でリジェネラティブ農業への関心が高まっている理由のひとつには、水の問題があります。春に土が流されるほどの大雨が降って、それ以降は、まったく雨が降らない干ばつが続くということがアメリカ、オーストラリア、ブラジルなどでは頻繁になっています。春に降った雨を土に溜め込み、その水分で夏の間は植物が生長に利用できるように土壌の有機物質を高めるために、カバークロップや不耕起を取り入れています。土壌有機物が最近の北海道も春から夏の干ばつ、その後多雨や豪雨となるパターンが増えています。日本はそれでも水の豊かな国です。ただ、近年は集中した豪雨と干ばつが極端になってきていることは農業生産にとって厳しい環境になっています。いま取り組むべきは、土壌炭素の回復です。それが大地再生へと繋がります。



NRDC(自然資源防衛協議会/USDA)のHPの中のエクスパートBlogでは、「土壌有機物が1%増加するごとに、土壌は1エーカー当たり2万ガロン(約74,000リットル/ha)以上の水を保持することができる。」根拠をイリノイ大学の自然資源・環境科学教授であるミシェル・ワンダー博士が解説されています。そして、私たちができる唯一の一般論は、健康な土壌は貴重だということだろう。気候変動はすでに中西部の気象パターンに影響を及ぼしており、農業をより危険なものにしている。干ばつや洪水によって土壌が浸食や劣化にさらされる中、土壌を守ることはさらに重要になっている。中西部の気象パターンは変化している。強く速い雨の後には長い干ばつが続き、従来の生産農業では土壌が気候の変化についていけなくなる。イリノイ大学の自然資源・環境科学教授であるミシェル・ワンダー博士は言う。「私たちは、水をゆっくり流し、地表に閉じ込めて浸透させる時間を与える方法を見つける必要があります」。


計算方法は、また詳しく紹介したいと思います。

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